「ぼくたちは見た」トークショー 根岸季衣×古居みずえ

トークショー最終日の今日は、女優の根岸季衣さんにお越しいただき古居監督と対談頂きました。古居監督と根岸さんには今の日本とパレスチナの事や子供達の事を中心にお話して頂きました。

作品を見て根岸さんは「この映画の中の子どもたちが親を亡くしても、親戚や家族の中でずっと育てられていることが唯一の救いだ。家族を愛し、愛される中でこの壮絶な状況の中でも子ども達が今、なんとか過ごしてられるのは『私たちがなくしてしまったかもしれない強い絆』この一点だと思う」と語り、古居監督は「私もパレスチナで色々な話を聞いていますが、私の方が頑張らなきゃと思うことが多い。向こうの子ども達はひどい経験をたくさんしているが、それをそのまま終わらせるのではなくてそのことを跳ね返す力があるし、子供達に底知れぬ力を感じる。私はそこで救われている。」と、子ども達や人間の素晴らしさを語られました。

そして根岸さんから、福島県飯館村に行かれてこれからどのように撮っていきたいかという質問に対して古居監督は「飯館村に行って、飯館村の方たちはある日突然自分たちのせいではないのに村から出て行かなければいけなくなった。そして今まで持っていたいろんなものを手放さなければいけない、自分たちの生活を根こそぎ捨てなければいけないというところにパレスチナと重なるところがあった。今は子ども達ではなく、飯館村に住む女性やお母さん方を中心に撮っている」と話してださいました。

「今まではパレスチナやアフガニスタンで起こっていることは人ごとのように感じていたが、震災が起こったことで自分たちの意識が変わった。人の痛みが自分の痛みとして感じられるようになった。悪い事が起きてしまったことでこれからは何でも誰かのせいにするのではなく、自分は何が出来るか、どのように変えられるかという事をみんなが考えるきっかけになればいい」と2人は対談の中で語ってくださいました。

対談後に、根岸さんが兵庫県教育委員会の防災マニュアルをアレンジした『子どもの話を聴くときは』を朗読してくれました。

※根岸さんが朗読している『子どもの話を聴くときは』はコチラよりお聞きいただけます。

会場のみなさんは根岸さんの朗読に聞き入り、引き込まれていました。
古居さんは朗読を聞いて「『子どもの話を聴くときは』の内容を頭に叩き込んでこれからもやっていきたい」と話してくださいました。

根岸季衣さんありがとうございました。

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