2023年緊急上映会報告

上映会を開いてくださった皆様へ

 

昨年は映画「ガーダ パレスチナの詩」、映画「ぼくたちは見たーガザ・サムニ家の子どもたち」の上映活動をしていただき、有難うございました。
昨年から続いているイスラエルによるガザの侵攻で、今や2万5千人、うち子どもたちは1万人(2024年1月24日現在)を超えるパレスチナの人々が犠牲になっています。
昨年の10月7日のハマスの襲撃から、イスラエルの攻撃が始まったのですが、メディアの報道も、10月7日からすべてが始まったかのように、今までのイスラエルによる占領、そして16年にも及ぶ封鎖のことはあまり触れられてないものが多く、日本の人たちにあまりパレスチナの現状を知らされていませんでした。
このままではパレスチナの人たちの75年間に及ぶ占領、封鎖の苦しみが伝わらないとそれまで制作してきた映画「ガーダ パレスチナの詩」と「ぼくたちは見たーガザ・サムニ家の子どもたち」を無料で貸し出して上映会を開いて頂き、多くの人たちにパレスチナの実態を知って頂きたいと思いました。 また上映会の収益金はパレスチナ支援をしている日本のNGO支援団体を通して現地の人たちに寄付、カンパして頂くということでやってきました。
おかげさまで上映会は12月末までで、100カ所を超え、寄付の総額は300万円を超えました。(これらの金額は皆様がそれぞれの団体にすでにお送り頂いているものです) 皆さま、ご協力有難うございました。引き続き、パレスチナ、ガザへの関心を持ち続けて頂ければ幸いです。
現地ではイスラエルの攻撃は止まることなく、今も続いています。圧倒的な食料不足、 水や電気、燃料などの不足、雨季のパレスチナではテント暮らしもままなりません。そしてこれ以上、人々の命がなくならないように一刻も早い停戦を求めます。

 

2024年1月
古居みずえ